続*俺様王子とキケンな契約!?




目を凝らして見ると、確かにあと一部屋空いていた。



「渉!渉見て!!この旅館、あと一部屋空いてるって!!あたしここにする!!」



もう時間ないし、即決だ!!

勢いあまって予約ボタンを押す。



よし、これで温泉旅行諦めずに済んだ〜!



旅館も綺麗だし、お料理も美味しそう。


絶対、聖喜んでくれるだろうな〜



ルンルンな気分で画面を見ていると、渉があたしのスマホを横取りして画面を凝視した。



「……お前、これ、まあまあ良い値する部屋じゃねぇの」



……へっ?



渉からスマホを受け取り、再度画面を見てみると……



えっ!?一人一泊5万円!?



ちょっと、考えていた予算とは合わないような…….


でも、せっかく予約出来たしキャンセルしたらもう他に部屋はないかもしれない。



「渉….あと一ヶ月もないけど10万円稼ぐには…」


「あ、そういえば、いいバイト先知ってんぞ」



え!?何だって!?




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