続*俺様王子とキケンな契約!?
ボーッとそんなことを考えていると
「星野さん、お客様ご案内して下さい」
そんな声がして、あたしはハッと我に返る。
仕事中にボーっとしてちゃダメだよね!
しっかりしなきゃ……
「ど、どうぞ、お客様こちらになりま…」
笑顔で振り返ると、そこには…
「……えっ?芽衣…ちゃん?」
そこには、驚いた様子の零士くんがいたんだ。
思考が停止すること、数秒……
「芽衣ちゃん、このレストランで働いてたの?」
「え、あ…うん!そうなの…最近ちょっとね」
ハハッと笑ってみせると、零士くんは少し心配そうな顔をする。
「聖はここで働いてること知ってるの?」
────ギクッ!
や、やばい…!!