続*俺様王子とキケンな契約!?
「ま、まっ…て」
最近の疲れもあってか、聖の甘い口づけに頭の芯がボーッとしてくる。
触れたとこが……熱い。
「最近ずっと、夜遅くまで何してんの?オレを無視して爆睡しやがって……相当疲れてんじゃねぇの…?」
どうして…わかるの?
もしかして……バレてる?
「なぁ、そろそろ言えよ」
耳元で囁く低い声。
くすぐったくて、身をよじる。
「……言えな、い」
サプライズだもん。
ここで言っちゃうと、全部水の泡だ。
強気で見上げたつもりだった。
なのに……
「そ、わかった……なら、しょうがねぇな」
聖は艶っぽく微笑んで、軽々しくあたしを横に抱き上げた。