続*俺様王子とキケンな契約!?
「ちょっ!?な、何す…」
「芽衣ちゃんはベッドの上なら素直になれんだろ?ちゃんと吐かせてやるよ」
聖がそう、イジワルに笑ったときだった。
玄関のすぐそばのドアが大きな音を立てて開いた。
「朝からイチャついてんじゃねぇよ…、つーか、そつい離してくんね?今日、地元の友達と会うってなってんの。そいつと」
渉は気だるそうにして、無理やりあたしと聖を離した。
「……お前」
「……こんなことで、学園のBlackprinceは妬いたりしねぇもんな?」
渉は聖に不敵な笑みを見せ、あたしの手を取りそのまま玄関を飛び出したんだ。