続*俺様王子とキケンな契約!?
そのまま渉は無言のままあたしの手を引いて、バイト先レストランに連れてきた。
「あ、あの…ありがと、ね。一応、バレないように言ってくれたんだよね…?」
更衣室に入ってなお、渉は無言のままだ。
一体どうしちゃったわけ?
「わ、渉……?」
そっと顔を覗き込むようにして近づいてみると
渉に腕を掴まれ、ロッカーに押し付けられてしまった。
………え?
な、何が起こってるの…?
「……や、ちょっと…何して…」
「そうやって、男いるヤツが馴れ馴れしく他の男に近寄んなよ」
……え?
な、何それ。
「な、馴れ馴れしくって、あたしたち幼なじみでしょ?何でそんなこと言うの…」
目の前の渉の瞳はなぜか切なげに揺れていた。