続*俺様王子とキケンな契約!?
「ヤダ〜毎日求められてるから疲れて授業中寝てるの…とかやめてよねぇ〜」
「は!?そ、そんなこと言ってな…」
何も言っていないのに、理沙はいきなり大声でそんなことを言い出した。
おかげでクラスにいる生徒は何やら不審な目であたしを見てくる。
「それで毎日お疲れなのね〜なるほど〜神矢も容赦ないわね〜」
「ってだから違うってば!!」
話が一人歩きしてるよ!!
慌てて撤回すると、理沙は鋭い視線を向けて来た。
「じゃあ何よ?…まあ、だいたい芽衣が思ってること分かるわ。ん〜例えば、神矢がそっけない…とか?」
卵焼きを挟んだお箸を片手に理沙はニヤリとまるで見透かしているように笑った。
理沙のその言葉にドキッとしたのは言うまでもない。
「何よ、ラブラブじゃないの?一緒に住んでるんでしょ?一緒の部屋で寝てるんでしょ?」
さも、当たり前かのように言う理沙。
「一緒に寝てないよ!…部屋別々だもん」
なんて本当のことを言うと、理沙は一瞬固まった。