続*俺様王子とキケンな契約!?




「そろそろ聖呼びにいくか?」



今にもオードブルのおかすを摘み食いしそうな慶樹くんが時計を見ながら言う。



「俺が聖連れてこようか?」


すかさず慶樹くんの手を掴んであたしに微笑みかける零士くん。



「あ〜〜ううん!あたしが連れてくるから大丈夫!」



「え、それあんた危ないんじゃないの?いくらなんでも」


もうすでにオードブルのおかずを口に頬張った理沙がさらりと言う。


21時以降は何も食べない!
お肌の敵!
なんて豪語してたくせに……ちゃっかり食べてるじゃない。


「大丈夫!ダッシュしたら早いし…!じゃあ、行ってくるっ!」



そう、ドアを開けようとした時
反対側からドアが開いて……



「……わ、渉!?」



ドアを開けたのは渉だった。

来ないと…思ってた。



「何突っ立ってんの。ほら、行くぞ」



渉はあたしの手を取ってレストランから歩き出した。




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