続*俺様王子とキケンな契約!?
「それに、理沙が思ってるような甘い生活じゃないからね!今までと一緒で契約あるもん」
すると、理沙はありえないと言い出しそうな顔で見てきた。
「じゃあ、契約で同居してたときと変わらないの?なーんだつまんなーい。」
つまらないって何よ!!
でも、確かに前の同居生活と変わらないような……
というか、かなり厳しい。
朝は絶対叩き起こされるし、ご飯残したら怒られるし……アホだのバカだのって
甘い欠片もないんですが……
まだ、それだけだったらいいんだけど…
「最近、抱きしめてくれない……キス、だって……」
あたしってば何でこんな話理沙にしてるんだろ。
でも、誰かに離さなきゃ笑って家に帰れない気がしたから。
すると、理沙はハァとため息をついた。
「それは芽衣の為でしょ。アイツだって男だよ。あんたに怖い思いさせたくないから我慢してるんだと思うよ。」
この前もそうやって言ってくれた神矢くんはあたしのこと思ってくれてるとわかってる。
けど、やっぱり寂しいと思うのはワガママ……?