続*俺様王子とキケンな契約!?
「あの、あたしお嬢様とかてはないですからね?普通に生活してますし…」
強いて言えば高層マンションに住んでることぐらい?
「そうですか…しかし、芽衣様みたいな気取らないお嬢様もいらっしゃるのですね。」
あたしの手を掴んでそう言う男の人。
だから、お嬢じゃないってば!
そうこうしているうちに、神矢くんが戻って来た。
「……芽衣、帰るぞ」
「あ、うん、」
神矢くんは素早くあたしの腕を引いた。
そして、あたしの肩を抱いて歩き出した。
「聖様っ!お目当てのものはございましたでしょうか」
後ろから聞こえるそんな声に、神矢くんは立ち止まった。
「フッ、……ねぇから帰んだろ。」
なんて、言葉を浴びせお店を出た。