続*俺様王子とキケンな契約!?



「じゃあ、どうしたらいいの…」


いつの間にかまんまと理沙の策略にハマっている自分がいたが、見ないフリ。


ここは恋愛経験豊富な理沙にまかせるしかないのかも。


「アバウトに言えば、いつもより大胆に行動することね。」


……理沙さん、アバウトすぎます。



「大胆にって例えばどういう…」



「例えば〜いつも着ているスウェットはやめて露出度が高いものを着て甘えるとか。」



サラッと言ってる理沙が逆にすごい。

そして、うんうんと興味津津に頷いて話を聞いている慶樹くんはもっとすごい。


何だこの二人は。



「それと、男はお風呂上りに弱いんだよね〜。ソファーに座ってるなら自然に寄りかかってみるのもアリかもしれない。」



「……なるほど」


……胡散臭い理沙の謎の講習を受けてるあたしって……



「相手が相手だからね〜神矢は手強いでしょうね。でも、諦めちゃダメよ?あたしが言ったこと忠実に再現すれば相手は確実に落ちるわ!」



「う、うん……」



その自信はどこから湧いて出てくるのか……


その後も、色々と教えられあたしの
“お色気アピール大作戦”が動き始めた。



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