続*俺様王子とキケンな契約!?



湯船に身体いっぱい浸かり、理沙に習ったことを振り返る。


お色気アピール大作戦とか言うけど、神矢くんはどういう反応するんだろうか。


全くの無視だったらどうしよ……



あのとき理沙に何も反論出来なかったのは図星だったから。


家にいるあたしってとにかくだらしないし、料理だって神矢くんに負けてるし部屋着だってスウェットだし女らしさなんてない。


だから少しでも変わって、神矢くんをびっくりさせたい。


バシャッと顔にお湯をかける。


そして、パンっと両頬を叩いた。


神矢くんが女の人と歩いてたなんて気にしない。

だって、あたしが神矢くんの彼女なんだもん!



お風呂からあがり、いつも着ているスウェットではなく膝上まであるキャミソールを着た。


鏡に写った自分を見てみると何だかいつもより確実に違う。


こんな恥ずかしい格好で出るなんてやっぱり無理だ!


パーカー着よう……そう思ったとき



『いつもより大胆に行動することね。』



理沙の言葉が脳裏に過った。



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