続*俺様王子とキケンな契約!?
無自覚つーのが気に食わねぇな。
キスすると同時に、その華奢な肩のラインをスーッとなぞると芽衣はたまらなく声をあげた。
そして、漸く起きたのか涙目で見上げてきた。
「……はよ」
「…ん、かみや、く」
まだ寝ぼけてんなコイツ。
ちょっとからかってやる。
「見えてる。誘ってんの?」
強引なキスに乱れたシーツに芽衣の身体が薄暗い中見えていた。
「……やっ、」
慌てて隠そうとする芽衣の両腕を掴んでそれを阻止した。
「オレの気も知らねぇでぐっすり寝てたんだから体力余ってるよな?」
「……え?…んっ、」
まだ離してやらねぇから。
ベッドから出るのはもう少し後のことだった。