続*俺様王子とキケンな契約!?



あのクリスマスから数週間経ち
今は1月の半ば。


まだまだ寒い日々が続く。



あの日からあたしたちは
晴れて恋人同士!

……なんだけど


いつもと変わらない日常を送っている。


変わったといえば、契約期間が終わり神矢くんが元の部屋に帰ったことぐらい。


もう天井も直ったし一緒に住む理由がなくなった。


天井が元通りになったのは嬉しいことなんだけど……




「やっぱり、寂しいな……」


この部屋の鍵を神矢くんは持っているけどずっと一緒にいれるわけじゃない。


こんな広い部屋に一人暮らしするだなんてあのときのあたしはよく言ったと思う。


寂しいけど、これが普通なんだよね。



「おい、準備出来たか?そろそろ行かねぇと遅刻すんぞ!」



玄関先から神矢くんの声が聞こえる。


あたしは慌ててオレンジジュースを飲み玄関に向かった。




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