一番嫌いなアイツは彼女持ち





「みもさん」




そういって、着信を開く。




『どう?? 高級車の中は。




私も乗せてもらったことあるけどぅ。



めっちゃ、乗り心地悪いわぁ』




「…これ愚痴だよね」




「あいつ、素直でバンバン言うからなぁ」




瞬は、半笑いで、見つめている。




いとこって、どんな存在なんだろ…。




「んだよ」





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