一番嫌いなアイツは彼女持ち



「あのさ、俺こくられたんだよ…」



一週間前に、屋上に呼び出された。



「瞬、よかったじゃん」




幼馴染の名前は、態雅 瞬〈タイガ シュン〉。




屋上の屋根の下、あたし達の距離は近い。




呼び出されたときは、少しだけドキドキした。


ずっと小さい頃からの恋。



叶うのかと思ってた。






自惚れって恥ずかしい…。




「麻乃、お前はそれでいい訳??



俺のこと好きなんじゃねぇの??」



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