一番嫌いなアイツは彼女持ち





「麻…乃…」




小さく寝言を言った。




「ん?」




そっと頬に手が触れる。




「翼衣??」




「瞬…には…」





その瞬間、身体が冷え切った。





「気を…つけろ…」




そういった声が、震えていた。




翼衣を訝しげに見つめた。






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