一番嫌いなアイツは彼女持ち

夏の恋





「あ…」




翼衣は目が覚め、あたしを見つめた。




「俺寝てた??」




「うん」




そういって、ハンカチをしまった。





「汗かいてたよ?? 待ってたの??」





「いや、それほどでもないよ」




嘘ばっか、と苦笑いする。




「今日は暑いね…」



そういって、空を眺めた。



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