一番嫌いなアイツは彼女持ち
消失日和
電車に乗って、ケータイを開く。
みぃからの着信メールが沢山来ている。
今更だけど―。
啓や瞬は、医者になりたいからみもさんに従うなんて、
馬鹿げた話だよね…。
みぃや翼衣なんて、場の空気も知らず、幸せそうに笑って…。
違う。違うよ、そんなこと思ってないよ―。
自分の犯した罪の重大さは、今になって知った。
「皆ごめん…」