一番嫌いなアイツは彼女持ち




たかにぃはそういって、髪に触れる。




あたしの脳裏に、瞬が浮かんだ。




「っ」




ばっと、たかにぃをはらってしまう。





「…ごめ」




「いや、不意にふれて悪かった…」




そういって、優しく撫でてくれた。





「まぁは、優しい人たちを置いて俺を選んだんだろ。




それは紛れも無い事実なんだよ」




その言葉に、胸が痛んだ。




< 233 / 398 >

この作品をシェア

pagetop