一番嫌いなアイツは彼女持ち



「ったく、旅行なんていつだって行けるんだ。



顔色悪すぎるんだし、日を改めないか?」




あたしは、瞬の頑固には負ける。



これ以上、口論しても無駄だと感じた。




「…分かった」





その時、あたしはめまいがした。




そして、瞬の腕の中へ倒れた。





「麻乃?!」





ただ、お腹の下が痛くて。



具合が悪いのか、意識がほとんどなかった。




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