一番嫌いなアイツは彼女持ち








どこからか、脈数を図る音がする。




「…」




あたしは、眠さのあまりまた寝そうだった。




何とか堪えて、辺りを見渡す。



「…?」




手を見ると、瞬がずっと握っていた。



目の下にくまも、出来ていた。




あたしははっきりと、自分の状態が分からなかった。




そこに医者が入ってきた。



瞬も目が覚めて、あたしを見つめた。



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