一番嫌いなアイツは彼女持ち





「啓っ!」



「俺、医者の資格持ってんだ。



だから麻乃の手術は、俺が受け持つだろう。



それで子供は、産むんだな?」




「勿論」




「ったく…、相変わらず身の程知らずだな」




啓は大人びた雰囲気を、かもし出していた。




「まぁ、俺も全力は尽くすよ」




「ありがと」




その夜、何故かあたしは酷く腹部が痛んだ。




< 393 / 398 >

この作品をシェア

pagetop