一番嫌いなアイツは彼女持ち
「…風邪??」
「えぇ、そうなのよ」
俺、態雅 瞬は幼馴染の家に来ている。
昨日俺は、言いすぎた。
というか、嫉妬で傷つけた。
「部屋に上がって」
相変わらず、麻乃の家の中は冷え切っている。
麻乃の母さんは、暗そうな表情を浮かべている。
そういわれ、俺は幼馴染の家に入る。
学校帰りにケーキ持ってきて、許してもらえるはずがない。
というか、ケーキで許すって凄くね? 逆に…。