一番嫌いなアイツは彼女持ち
瞬の言葉は、聞こえないけどまーちゃんは、酷く傷ついている様子だった。
うちはまーちゃんを、ただ見つめていた。
ずっとうちは、瞬が好きだった。
幼馴染である、瞬が…。
だけど、瞬はうそつきだ。
本当は、まーちゃんのこと好きなのに。
顔にはいつも、嘘ばかり並べている。
瞬は覚えてるのかな??
小さい頃、本当にずっと昔。
うちが転んで泣いていると、
黙っておんぶしてくれたあの日。