一番嫌いなアイツは彼女持ち




次の日、学校で啓の姿を探した。




朝の会まで、後15分。





嘘、でしょう?



啓、嘘だって言って―。





これ以上誰も…。





見覚えのある背中に、声をかける。




「啓っ!!!!」




そして振り返ったとき、服の袖を掴んだ。





「麻乃??」



< 98 / 398 >

この作品をシェア

pagetop