猫被り王子は私の彼氏!!♡
そろそろ優が来る時間。
なんだか緊張してきた‥て、
アイツに緊張してどうすんのよ!
カランカラン。
お客様が出入りしているという合図の
いつもの音が響いた。
ぱっと見ると、そこには優が
立ってキョロキョロしている。
おいでなすったか。。
私はすぐに接客をしに優に駆け寄った。
「お、いたいた。俺が来るからって
隠れてると思ったわー」
「なわけないでしょ!禁煙席で
いいよね?えっと、こっち‥」
「あ!もしかして舞ちゃんの彼氏さん
ですか?」
あ!咲さん!
「あ、はい。私の彼氏の‥」
「初めまして、いつも舞がお世話に
なってます。」
コイツかぶってきたな‥
ってあれ?咲さんの顔色が赤いのは
気のせい??
「やっぱり!舞ちゃんが言ってた通り
良い彼氏さんね!禁煙席でいいわよね?
こっちよ!」
え‥接客は私が担当なのに‥
ま、いっか。
カランカラン
あ。次のお客さんの来店だ!