猫被り王子は私の彼氏!!♡
優side
昨日あんな事あったし
今日バイト向かいに行ってやろっかな。
そう思って俺は舞のバイト先に向かう
道を一人で歩いていた。
おっと。向こうから咲が。
咲は俺に気づくと不敵な笑みを浮かべて
「舞ちゃんがいなくなれば私と
付き合ってくれるんだよね?」
そう狂った目を俺に向けながら呟いた
何言ってんだ?コイツ
「俺の前からあいつが消える事は一生
ないから。てかお前と付き合うつもりも
一切ねーけど」
しつこい女ははっきり言っておかないと
めんどくさいからな。
「あいつが死んでも?」
「は?」
コイツ頭大丈夫か?
俺がこいつの頭を心配してると
咲は甲高い声でいきなり笑った。
「キャーハッハッハッ!!!!!安心して?
あいつ今頃凍死してるから。これで
優くんは私のもの。ハッピーエンドって
この事ね!!♪」
いやもうこいつの頭、手遅れだ。
てゆか、凍死ってどうゆうこと?
「今頃助けに行ったって
どうせ死んでるわよ。じゃあまた連絡
するね!ばーい!」
待って。まじで今、舞どこに
いるんだよ。アイツの話が本当だったら
今頃舞は‥
俺はすぐに走り出した。