ストロベリー・ラブ

再会

そんな愛子と、
あたしは８年ぶりに再会した。


どんな顔をして、愛子に会えば良いのか
、、、わからない。


だから、愛子の方を、、、見れない。


「愛子さん。　あたしは、、、」

「他のスタッフさんも困ってる。
今まで、美鈴ちゃんの我が儘には
いろいろと目を瞑ってたけど、、、」


＿＿グイッ＿＿


後ろの体を引っ張られ、
抱き締められる。


「あたしの大事な親友のことを
苛めるのは、見過ごせない」


、、、愛子。


「久しぶり、千衣」


愛子は、久しぶりに会ったあたしのことを
責めることも、問いただすこともなく
昔と変わらない、優しい声で声を掛けてくれた。