ストロベリー・ラブ
でも、冬華に
こんなことを言わせるって
どんなモデルなのか
逆に気になって来た。


なんて、胸を膨らませ
あたしは今か、今かと
車内の中で、ワクワクしていた。


そして、目的地のA社に着き
冬華と一緒にタクシーを下りた。


良くわからない、あたしは
何も言わず、後に続く。


__ガシャン__


「なんで、あたしの担当が
あんたみたいな、見習いなのよ!
使えない!!」


遠くから聞こえて来た、声に
冬華は、またか。と言い
ため息を吐く。


「ねぇ、ねぇ!
もしかして、今のが?
我が儘モデル?!」

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