ヤンキーくんと甘い恋
奈々子side
奈々子side
「……な!……なな……なな!……奈々っ!!」
……ん……
あれ……?
私…
んなっ⁉︎⁉︎⁉︎
目の前に広がる椎名君のドアップ。
「し、し、し、椎名君⁉︎⁉︎」
「よかった。大丈夫か?」
頭に冷えピタ、しっかりかけられた布団、体温計。
「椎名君…ずっとそばにいて看病してくれたの?」
「あぁ、また倒れたもんで焦った。」
「椎名君、心配かけてごめんね。」
そう言って微笑むと椎名君の顔が赤くなった。
「まあ寝てろ、なんか食べるか?」
ん〜、お腹空いたしな〜。
「食べる!!!!」
「そんな勢いよく言わなくても。」
そう言って椎名君はクスクス笑いながら行ってしまった。