ヤンキーくんと甘い恋




「なににやけてんだ?」

うおっ!!!!!

「椎名君……。ここって……?」

一応聞いてみる。

「あぁ、俺ん家。学校もう閉めるから出てけって言われたけど奈々ん家知らなかったし…」

「そうだったんだ…ごめんね。」

そう言って申し訳なくてしゅんとしてると

「気にするな」

椎名君は大きな手のひらで私の頭を撫でてくれた。

「あっ!今何時⁉︎」

「あー、今9時。」

「私そんなに寝てた⁉︎」

「だいぶぐっすりと。」

どうしよう…。
家に連絡しなきゃ…。

「ちょっと家に連絡してくる!!!」

「あぁ。」






< 104 / 155 >

この作品をシェア

pagetop