ヤンキーくんと甘い恋




「椎名君…。」

私は正座をして椎名君に向かい合った。

「えっ?急にどうした?」

「今日、私を泊めてください…。」

お願いしますと言って頭を下げた。

ちょっと顔を上げると椎名君は困った顔をしてた。

「あっ、無理なら大丈夫だよ!今日くらい大丈夫だし!!!」

「いや、泊まってけ。」

「本当に⁉︎よかった〜!!」

「なんで急に泊まり?」

「なんか今日パパもママも帰りが遅いから1人が嫌なら泊まってけってさ!」

「なるほどな…。」

それでも椎名君は困った顔をしていて申し訳なくなった。

「んな顔すんなって!ほら、お粥食え!」

「ありがとう!!」




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