ヤンキーくんと甘い恋
お風呂も借りて、もう寝るだけ。
パジャマは椎名君のTシャツを借りてワンピースみたいにしている。
恥ずかしい…。
「よし、寝るか。」
そう言って椎名君は床に敷いた布団に寝ようとしてた。
「あっ!私が床に寝るよ!!」
「病人はだまってベッドに寝なさい。」
椎名君の気遣いが嬉しかった。
その後私は眠れなくていろんな話を椎名君とした。
だけど病気のときってなんか心も弱っちゃって寂しくなるんだ。
「椎名君…」
「ん?」
「そっち行ってもいい…?」
「えっ?……いいよ、おいで。」
一瞬驚いた顔をしたが私を椎名君の腕の中に呼んでくれた。
落ち着くな…。
「椎名君に抱きしめられると…すごく落ち着く。」
「そうか?」
「このままずっと…椎名君の腕の中にしたいな…。」
あっ、心の声が……
椎名君固まっちゃったよ…………。