ヤンキーくんと甘い恋
「魁斗!」
さらに赤くなるしい…じゃなかった、魁斗の顔。
それから私は魁斗をケラケラ笑いながらからかっていた。
「あんましからかうと…覚悟しとけよ?」
そう言って私は路地裏の壁に押し付けられてる。
さっきまでの可愛い魁斗はどこへやら、すっかりいつもの意地悪魁斗へ。
「さっきからかった仕返し。」
そして魁斗は私へキスをしてきた。
前にしたキスではなく、甘い甘いとろけるようなキス。
「……んっ………ふぁっ………。」
逃げても逃げても追いかけてくる魁斗の舌。
「…かっ…い………とっ……ん……。」
息が続かなくて一生懸命胸をトントンと叩く。
そろそろ倒れると思ったときようやく唇が離れた。
「はぁはぁ…はぁ…はぁ……。」
息が上がり切ってる私に対して魁斗は平然としている。
なんで…?