ヤンキーくんと甘い恋




私の涙はすっかり引き、私はその人を見つめていた。

サラサラで綺麗にセットされた金髪の髪、吸い込まれそうなグレーの切れ長の目、筋の通った鼻、薄く柔らかそうな唇、ほどよく焼けたきめ細かい肌。

私は完全にその人に見入っていた。

「なんだよ」

「い、い、いえ!なんでもないです!助けていただきありがとうございます!」

「ん」




< 18 / 155 >

この作品をシェア

pagetop