ヤンキーくんと甘い恋
その日の放課後…舞と帰ろうとしたら…
教室のドアの外に椎名君が。
「えっ…なんで?」
周りに黄色い悲鳴に近い歓声が湧き上がる。
「椎名く〜ん!!!」
「あたし椎名君と目合っちゃった〜!!!」
そんな声が飛び交ってる。
そんな状況に困ってる私に
「別に。」
そう呟き歩いて行った。
まるで嵐が通り過ぎたように静かになる廊下。
舞が「奈々子のことが心配だったんだよ!」と言っていたがそんなわけないと呪文のように心に言い続けた。