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「ダメだよ、死んじゃ」



オネーサンは雨なのに傘を捨てて近づいてきて、コンビニの袋の中からあたしの携帯を取り出して電源を入れた。



「な、にして……助けてよぉ……!」



道路に当たってる背中も傷に滲みてる雨も超痛い。



「え?ちょっと待って、写真撮るから」



オネーサンは、景色でも撮るみたいに倒れてるあたしに携帯を向けた。

この状況に全然似合わないシャッター音が鳴る。

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