太陽が泣いた昼下がり【完】
皆と合流して、予約してある店まで行くことになった。
「タイチ、彼女はどうしたのよ」
みんなに気付かれないように、コソコソはなす。
「あぁ....まぁ....」
「なによ、それ」
「お前には関係ない」
頭に、鈍器で殴られたような衝撃がはしる。
「なに....それ、」
「は?」
「彼女さん、悲しむよ」
限界だった。
「お前こそ...わざわざこんなとこまできて彼氏ほしいの?..........淋しいなら、俺が相手してやろうか?」
心が、壊れそうだった。