太陽が泣いた昼下がり【完】




「どうして?」



出てくる涙を堪える。




「私は、タイチの事が....好きなのに!!」





気付けば、大粒の涙を流し、大声でさけんでいた。




「陽子....それ、ホントか?」





まわりの人が、私を一斉に見る。






「タイチのばか」




「は、ちょ、まてよっ!」





一刻も早くこの場を離れたくて、人目をはばからず走った。


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