狼王子!?彼氏はタイヘン!!
恋する海花火
「イェーイ!!海花火♪」
「おう!!」
そういって、すっかり夕日が沈んで誰もいない海岸を走り回る俊也と大地。
ったく〜
子供みたいにはしゃいじゃって。
でも、花火楽しそう。
俊也と大地がジュースを買いに行ったついでに買ってきてくれたみたい。
「花火楽しそうだね♪」
「うん♪」
パッとそばの砂浜をみると、大量の花火がそこらじゅうに落ちている。
「ねぇ…?俊也?これ全部やる気?」
「うん。美紀もやるっしょ?」
そういってニッコリ笑顔を見せる俊也。
やるっしょ?
って!!
いくらなんでも多すぎじゃ…?
これじゃ明日になっちゃうよ?
まぁ、それは言い過ぎだけど…
「はい★美紀のぶん。」
そういって、まるで大きい花束を渡すように、両手いっぱいの花火をアタシに渡す俊也。
「あ…ありがと。。。」
って…!!
花束じゃなくて、
花火束ですからー!?