狼王子!?彼氏はタイヘン!!
大きいロウソクに優しく灯る小さな火
アタシは優しく灯る炎に花火の先の紙を近づけた。
みるみるうちに炎は広がり、やがてパチパチと花火が鳴りだした。
まるで、恋の炎が燃え広がるみたい。
「きゃははっ♪」
やっぱり花火は楽しい!!
……ってあれ?
俊也は…?
すると隣で声がした。
「もーらい♪」
「へっ…?」
隣で俊也がアタシの花火の炎を花火で吸い取った。
たちまち俊也の持っていた花火が燃え広がる。
「キレーだね?」
「うん…。美紀みたい♪」
「なっ…!」
もぉ……。
なんでそんな恥ずかしい言葉が吐けるかねー?
ほんとこの人は……。
でもやっぱり楽しいや♪