狼王子!?彼氏はタイヘン!!
シューッ
と空気が入って、美紀の胸が膨らむ。。。
「んっ………。」
「大丈夫か!?」
「ゴホッ!!!ゴホッッッ!」
「美紀…?」
「ゴホッ!……俊…也?」
美紀はトロンとした目をして言う。。。
ったく…
コイツは何やってんだよ。
「大丈夫か?」
「う…ん………ケホッ!」
「じゃあ問題ないな。」
「うん。」
「でもお前どうして、あんなとこに居たんだよ?」
「俊也を探してたんだよ!!」
そういうと美紀は眉をしかめた。
はぁ…?
俺がお前を探してたんじゃ…。
まぁいっかぁ。
「それよりアイツらどうする?」
俺は親指で明日香と大地を指す。
「うん…。どうしよっか?」
まじでどうしよ…?
仲良く寝ているのを起こすのも気がひけるし…。
俺はニイッと笑うと、美紀も同じように笑った。
「「置いていっちゃおうかぁ〜♪」」
二人の声が重なり合う。