狼王子!?彼氏はタイヘン!!
第二次審査の自己アピールも何とか通ったアタシ達は第三次審査のホールに来ていた。
「ねぇ…?カメラテストって何するんだろ…?」
「わかんねー。でも、お前だったら大丈夫だよ。」
「うん……。ありがとう」
すると俊也はアタシの髪をクシャクシャと撫でた。
もぅ…
髪型ぐちゃぐちゃになっちゃうじゃん…。
でも、
俊也の真っ直ぐな瞳が、大丈夫って言ってるのが分かったから
アタシがんばるね…。
「次、19番20番サン来て下さい。」
ここで、100人の内30人に絞られる。
ここまで残ったのも、アタシにしたら精一杯だったけど、デモやっぱり俊也の笑顔がみたいから。
あの優しい笑顔が大好きだから
精一杯やってみるよ。
「じゃあ、そこの位置に女の子らしく可愛く座ってみて。」
「はい…。」
でも、女の子らしくってどんなのだ…?