狼王子!?彼氏はタイヘン!!
ボカッ!!



鈍い音と共に、アタシのからだは軽くなった……。



「美紀!!っ…大丈夫かっ?」



「俊也…!!」



俊也の目は必死だった。。。



「怪我ないか?」



一つ路地を外れたとこでアタシの心配ばかりしてくれた。



「だ…いじょーぶ。。。」



泣いちゃだめだ……


これくらいで…


気持ちはわかってるのに
体は嘘をつけない。。。


「っひっく……恐かったぁ…」



「……。」



ホントは何があったか解んなかった。




ただ、俊也がゆっくり抱きしめてくれてるのは、分かった。



あれ……??
何だこれ……!?


まさか!!



「俊也!!血がでてる!!早く消毒しないと!!」



「大丈夫これくらい…」



「でも……」




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