狼王子!?彼氏はタイヘン!!



俊也が手を遠ざけたのは、
多分俊也の中に眠っている


Sなモードにスイッチが入ったからだ…。


そんな事もうすでに分かってるはずなのに…



なのに


なのにこの手を離さずにはいられなかった。



アタシはいつの間にか、この大きな手のとりこになっていたんだ…





「なに…?」



とたんに俊也の目の色が変わる

アタシが気付いた時にはもう


Sな王子の目になっていたんだ



アタシはスグに言い返す




「えっ!?……俊也の手が冷たくて気持ちいいなぁ〜って。。。」





「それで?」





「えっ??」




「それで、どう思ったわけ?」




どう思ったわけ?


って…



そんな。
本当のこと言ったりしたら


俊也はきっと

アタシを襲うでしょ?



そんなのアタシ分かってるよ?




でも……なんでかな?




チョット酔ってるからかな…?



本当の事を言っちゃうなんて…


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