狼王子!?彼氏はタイヘン!!


「俊也の手にもうチョット、触れていてほしかったから…」



なんて…

自分でもビックリするくらい素直に言っちゃうんだから




「へぇ〜今日はやけに素直じゃん?」





「べ…べつに?」



今日はやけにって、


アタシはいつも素直だっての…


まぁ…
本当のこと言うと、

全然素直なんかじゃないんだけど……。





「た…ただ、俊也の手がひんやりしてて気持ちよかったから…それだけだもん!!」





「へーぇ…。」




それだけだもん……

俊也はいいよね。。。



アタシのココロの事、スグに読むことが出来るんだもん…



アタシには無理だよそんな事、俊也がいま何を考えてるのか、何を思っているのか…




するとまた、次はアタシの額に冷たいものが当たる。





「んっ……」




よく見ると、額に当てられていたのは、まぎれもなく俊也の手




もぉ…

いろいろ言ってながら、本当は優しいくせに…。



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