狼王子!?彼氏はタイヘン!!
何かがアタシに後ろから覆いかぶさるように抱き着いてきた。
「きゃ……。」
ヤバ…
アタシったら声あげちゃったし……。
「しっ…声出すなよ。。。」
ふわりとほどよく香る甘い香水の匂い…
この声、
この香水の香り……
俊也……?
そう、抱き着いてきたのは、まぎれもなくアタシの彼氏の俊也…
「俊也だよね……?暗くて見えないからって。。。」
「一瞬誰だか分かんなかった。」
………へっ?
「いつもと雰囲気ちがったから…」
「うん……。」
すると俊也の手が肩から移動して、腰周りにまわる…。
な……
ちょっと。。。
こんなとこで何やってる訳この人は!!?
「なぁ…?」
「なに…?」
俊也の手が、ドレスがあいている背中にふれる。