狼王子!?彼氏はタイヘン!!
すっかり明かりがついて、音楽が流れて来た。
すると司会者が言った。
「じゃあ、説明は皆さん聞いていましたね?」
……は?
説明……?
なにそれ…?
アタシ達、聞いてなかったんじゃ…!?
てか、俊也に気がいってて
全然聞いてなかった!!
「それでは…ダンススタート!!」
って…
えぇぇーーー!!?
そんな訳の分からないままダンスは始まってしまい。
周りの生徒はいっせいに踊り始めた。
「ねぇ……俊也ぁ〜〜〜アタシ踊れないよぉ。。。」
半ば、半ベソ状態で言ったアタシに俊也は力強く言った
「オレの足に合わせるだけでいいから…。」
「えっ…う、うん。。。」
悔しいケド、
こうやってなんでも出来ちゃうとこが、カッコイイなんて
ときめいたり、してしまうアタシのココロが
自分でもにくい。