狼王子!?彼氏はタイヘン!!
「で…?何。」
俊也がアタシの顔をのぞきこむ
って……
顔近い。。。
わざわざ覗き込まなくても…
「顔近いよ……。」
アタシはそっと俊也の頬を手で押して、俊也の顔を元の位置まで戻した。
「なに?照れてんの…?」
「そなんじゃないよ…。」
「んで…何?」
あ…そうだ、
本題から大分はずれてるし
これも俊也が余計な事言うから
「あのね!!まずは…今日は色々運んでくれてありがと。。。はい…これ。。。」
そういってアタシは前を向いたまま…
お茶を俊也の手の上にポンッとおいた。
「おっ!サンキュー。喉渇いてたんだよ〜。美紀もたまには気が利くな〜!!」
「う…うん。」
たまには…って
いつもでしょーが〜。
俊也はお茶をグイッと半分くらいまで飲み干した。