狼王子!?彼氏はタイヘン!!
「返せよ。」
「やーだ。だってこの俊也最高に可愛いんだもん♪」
俊也はアタシの持ってる写真を取り返そうとする。
でもアタシも負けじとそれを避ける。
だってコレだけは凄い可愛いんだもん♪
「おいっ…逃げんなよ…!」
「だってぇ…!!」
「返せ。」
「ヤダ…」
「返せ。」
「やだぁ〜少しくらい見させてよ!!」
「だめだっつてんの。」
アタシ達はいつの間にか立ち上がって、はしゃいでいた。
「お前なぁ〜。」
そういって、俊也がアタシの両手首を持つ。
「なによぉ…俊也のケチ。」
「あ?誰がケチだって…?」
や…やば……。
アタシは一歩、二歩と後ろへ下がる。
そんなアタシに俊也は一歩、二歩と近づいてくる。